第28回管理栄養士国家試験〜食べ物と健康〜

第28回管理栄養士国家試験 食べ物と健康 第28回管理栄養士国家試験

問題文をタップすると解答が表示されます。

解答  (1),(4)
(1)生物濃縮は、環境よりも高い濃度で生体内に外界の物質を蓄積する現象をいう。
×(2)フードマイレージは、食料の輸入量を輸送距離で乗じた値である。
×(3)地産地消の輸送コストは、輸人の輸送コストに比べて一般的に減少する。
(4)食品ロスの増大は、環境に対する負荷を増大させる。
×(5)食物連鎖における高次消費者の個体数は、一次消費者の個体数に比べて少ない。

解答  (2)
×(1)りんごは、仁果類に分類される。
(2)うめ未熟果実の核には、アミグダリンが含まれる。
×(3)なしには、石細胞が含まれる。
×(4)かきには、でんぷんはほぼ含まれない。
×(5)いちごの赤色は、アントシアニン色素である。

解答  (4)
×(1)含有する炭水化物は、ラクトースである。
×(2)人乳よりも、カゼイン含量が多い。
×(3)LL牛乳は、130~150℃、1~3 秒間で滅菌される。
(4)酸の添加によって、カゼインが凝固する。
×(5)乳清たんぱく質の約半分は、β-ラクトグロブリンである。

解答  (3)
×(1)こんにゃくのエネルギー値は、Atwaterの係数を適用して求めた値に0.5を乗じて算出されている。
×(2)たんぱく質量の算出は、全窒素量に窒素-タンパク質換算係数を乗じて求める。
(3)レチノール当量は、β-カロテン当量に係数1/12を乗じたものとレチノール量を合計して算出されている。
×(4)ビタミンCの成分値は、ミリグラム(mg)で表示されている。
×(5)「Tr」は、食品成分表の最小記載量の1/10~5/10未満であることを示している。

解答  (4)
×(1)アミロペクチンは、アミロースに比べて老化が起こりにくい。
×(2)モノアシルグリセロールが共存すると、老化が起こりにくい。
×(3)最も老化が起こりやすい水分含量は、30~60%の範囲である。
(4)高温下で糊化でんぷんを急速に乾燥すると、老化が起こりにくい。
×(5)0°C~4°Cの囲では、老化が起こりにくい。

解答  (3)
×(1)ラクトトリペプチドー血圧調節
×(2)ゲニポシド酸ー血圧調節、脂肪調節
(3)茶重合ポリフェノールー脂肪吸収
×(4)yーアミノ酪酸(GABA)ー中枢神経
×(5)キシロオリゴ糖ーお腹の調子

解答  (4)
×(1)国民の健康の推進を図るための措置を講じ、もって国民保健の向上を図ることを目的としているのは、健康増進法である。
×(2)食品とは、医薬品・医薬部外品を含まない。
×(3)新開発食品の販売を禁止することができるのは、厚生労働大臣である。
(4)食品または添加物の規格・基準を定めることができるのは、厚生労働大臣である。
×(5)輸入された食品について、登録検査機関の行う検査を命じることができるのは、厚生労働大臣である。

解答  (2)
×(1)酵素的褐変に、酸素が関与する。
(2)ブランチングにより、酵素的褐変を抑えることができる。
×(3)カラメル色素は、糖の加熱反応で生成する。
×(4)アミノ・カルボニル反応の速度は、温度が高いほど早くなる。
×(5)ストレッカー分解では、食品に特有の香気を生じる。

解答  (2)
×(1)油脂の劣化は、酸素や光、温度、金属イオン、湿気、酸素により促進される。
(2)油脂の劣化は、光線により促進される。
×(3)細菌による腐敗は、水分活性の上昇により抑制されることはない。
×(4)過酸化物価(POV)は、初期腐敗の指標である。
×(5)ヒスタミンは、ヒスチジンの脱炭酸反応により生じる。

解答  (3)
×(1)腸炎ビブリオー海産魚介類や野菜の浅漬け
×(2)カンピロバクターー食肉、汚染水
(3)サルモネラー鶏卵
×(4)ブドウ球菌ー寿司、おにぎり
×(5)ウェルシュ菌ーカレー、シチュー/ボツリヌス菌ーはちみつ

解答  (5)
×(1)ベロ毒素はO-157に関連する毒素である。
×(2)加熱により無毒化しない。
×(3)中毒症状は、神経麻痺である。
×(4)毒性は、マウスユニット(MU)で表される。
(5)卵巣や肝臓に蓄積している。

解答  (2)
×(1)セシウム137の集積部位は、筋肉や内臓である。
(2)ストロンチウム90の沈着部位は、骨である。
×(3)ヨウ素131の集積部位は、甲状腺である。
×(4)放射線の透過能力は、中性子線が最も強い。
×(5)生物学的半減期は、元素によらず一定ではない。

解答  (4)
×(1)一生涯摂取し続けても影響を受けない量のことである。
×(2)動物試験によって求められる。
×(3)単位は、mg/kg体重/日で示される。
(4)最大無毒性量を安全係数で除して算出される。
×(5)種差と個人差を考慮した安全係数には、100が使われる。

解答  (1)
(1)消費期限は、品質が急速に劣化しやすい食品に表示される。
×(2)消費期限は、年月日表示にする。
×(3)賞味期限は、未開封の状態で指定された方法で保存した場合に適用される。
×(4)期限表示した場合でも、保存方法の表示は省路できない。
×(5)砂糖や食塩には期限表示が必要ない。

解答  (5)
×(1)特定原材料として、7品目が定められている。
×(2)そばを原材料とする食品には、表示が義務付けられている。
×(3)大豆を原材料とする食品には、表示が推奨されている。
×(4)うずら卵を原材料とする食品には、表示をしなくてはならない。
(5)「小麦粉」は、小麦の代替表記として認められている。

解答  (4)
×(1)薬事法違反となるため誤り。
×(2)薬事法違反となるため誤り。
×(3)薬事法違反となるため誤り。
(4)「スポーツをする方へのミネラル補給に」
×(5)薬事法違反となるため誤り。

解答  (3)
×(1)消費者庁の許可マークはない。
×(2)国への届出は必要ない。各自の責任で表示できる。
(3)栄養機能表示できないビタミンがある。(ビタミンK)
×(4)保健機能食品の一つとして分類されている。
×(5)疾病のリスク低滅表示はできない。

解答  (2),(5)
×(1)ごま油は、圧搾法による。
(2)大豆油は、抽出法による。
×(3)ラードは、融出法による。
×(4)硬化油は、水素を添加する。
(5)サラダ油は、脱蝋(ろう)処理をする。

解答  (3)
×(1)食酢ー酢酸菌
×(2)ビールー酵母
(3)みりんーこうじかび
×(4)ヨーグルトー乳酸菌
×(5)糸引き納豆ー納豆菌

解答  (4)
(1)チルドでは、食品の温度を0°C付近に保つ。
(2)CA(Controlled Atmosphere)貯蔵では、庫内の二酸化炭素濃度を上昇させる。
(3)乾燥では、食品の水分活性は低下する。
×(4)冷燻(くん)では、食品の水分活性は低下する。
(5)塩蔵では、食品の浸透圧は上昇する。

解答  (5)
×(1)最大氷結晶生成帯は、-5°C〜-1°Cである。
×(2)保存により、食品は乾燥する。
×(3)微生物の増殖は、抑制される。
×(4)酵素の活性は、抑制する。
(5)解凍後のドリップ量は、急速凍結により減少する。

解答  (1)
(1)炊飯操作では、仕上り時に液体が食品に吸収されている。
×(2)ゆで加熱では、蒸し加熱に比べて成分溶出は多い。
×(3)圧力鍋による水の沸点の上昇は、圧力を高めることによる。
×(4)水蒸気が凝縮する際の熱を潜熱という。
×(5)煮る操作では、砂糖を塩よりも先に入れる。

解答  (3)
×(1)炒め加熱における鍋から食材への伝熱は、伝導伝熱である。
×(2)揚げ加熱における油から食材への伝熱は、対流伝熱である。
(3)ゆで加熱における食材表面から内部への伝熱は、伝導伝熱である。
×(4)オーブン加熱における空気から食材への伝熱は、対流伝熱である。
×(5)電子レンジ加熱では、マイクロ波によって熱された水分から食材へ伝熱する。

解答  (1)
×(1)含まれる多糖類は、ゆでても甘味をもたらすことはない。
(2)生のわかめを湯通しすると、色調が緑色に変化する。
(3)こんぶ表面の粉は、旨味に関わる。
(4)てんぐさの凝固性成分は、常温で固体である。
(5)わかめは、灰干しにより色が鮮やかになる。

解答  (2)
(1)食品構成を目安として作成する。
×(2)朝食、昼食、夕食の配分比率は、1 : 1.5 :1.5を目安とする
(3)主菜は、主食に合わせて選択する。
(4)主菜、副菜の順に決める。
(5)デザートで不足の栄養素を補足する。