第26回管理栄養士国家試験〜人体の構造と機能及び疾病の成り立ち〜 

第26回管理栄養士国家試験 人体の構造と機能及び疾病の成り立ち 人体の構造と機能及び疾病の成り立ち

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解答  (5)
(1)喉頭がんーアルコール、喫煙
(2)乳がんー肥満、未婚、高脂肪食、高齢初産
(3)胃がんー高塩分食品、ヘリコバクター・ピロリ
×(4)肝がんーアフラトキシン、B・C型肝炎ウイルス、飲酒
(5)大腸がんー加工肉などの高脂肪食、低繊維食、飲酒

解答  (2)
(2)2000年以降、女性において乳がんの年齢調整死亡率は増加している。

解答  (5)
(5)結核。DOTSとは、世界保健機関(WHO)が定めた、結核の治療のための戦略のこと。
DOTS戦略(WHO)には次の5要素がある。
1.結核対策への政府の強力な取り組み
2.有症状受診に対し、喀痰塗抹検査による患者の発見
3.少なくともすべての喀痰塗抹陽性患者に対し、服薬を確認した短期化学療法の導入
4.薬剤安定供給システムの確立
5.整備された患者記録と報告体制に基づいた対策の監督と評価

解答  (1)
(1)自営業者は、国民健康保険に加入する。
×(2)被用者保険においては、被保険者が保険料を一部負担する。
×(3)医療機関受診の際に、被保険者は医療費の一部を支払う。
×(4)一人当たりの国民医療費は、増加傾向にある。
×(5)診療所とは、無床または病床数19床以下の医療施設を指す。

解答  (3)
×(1)保健所の管轄人口は、法律で30万人以内と定められている。
×(2)保健所には、管理栄養士の配置が規定されていない。
(3)保健所の根拠法令は、地域保健法である。
×(4)市町村保健センターと保健所は別々の役割をもつ 。
×(5)食品の監視は、保健所の業務である。

解答  (5)
(1)仰向け寝の推進
(2)母乳栄養の推進
(3)母親の禁煙
(4)父親の禁煙
×(5)父親の禁酒

解答  (5)
×(1)65歳以上の対象者を優先して、動機付け支援を行う。
×(2)指導を行うのは、保健師または管理栄養士に限らず医師も含まれる。
×(3)禁煙指導は含む。
×(4)腹囲が基準値を超えない者でも、BMIが25以上の者は動機付け支援または積極的支援の対象となる。
(5)高齢者の医療の確保に関する法律により規定されている。

解答  (3)
×(1)介護保険の保険者は、市町村である。
×(2)介護保険料は、40歳から負担する。
(3)要介護2の方が要支援2より、多くの介護が必要とみなされる。
×(4)要介護認定は、市町村が行う。
×(5)介護保険は、予防給付には適用される。

解答  (4)
×(1)リソソームでは、異物の処理が行われる。
×(2)細胞膜のリン脂質は、疏水性部分が向き合って二重層をつくる。
×(3)ゴルジ体では、たんぱく質の修飾が行われる。
(4)滑面小胞体では、脂質の代謝が行われる。
×(5)細胞内液のNa+濃度は、細胞外液より低い。

解答  (5)
×(1)クロマチンには、たんぱく質を含む。
×(2)細胞内のRNAで量が最も多いのは、リボソームRNA(rRNA)である。
×(3)DNAリガーゼは、DNA中の特定塩基配列を接続する。
×(4)2本鎖のDNAが高温・アルカリ処理によって1本鎖になることをを、DNAの変性と呼ぶ。
(5)ポリメラーゼ連鎖反応(PCR)法には、DNAポリメラーゼが用いられる。

解答  (5)
×(1)脱共役たんぱく質(UCP)は、酸化的リン酸化を抑制する。
×(2)Na+,K+ATPaseは、Na+を細胞外へ排出する。
×(3)摂取した水分子の酸素原子は、呼気中の二酸化炭素分子には含まれる。
×(4)代謝過程で生じた熱は、身体活動のためのエネルギー源として利用することができない。
(5)脂肪酸のb酸化経路には、中間代謝物と酸素分子が反応する過程はない。

解答  (4)
×(1)アポ酵素は、補欠分子族を含まない。
×(2)律速酵素は、代謝経路で最も遅い反応を触媒する。
×(3)アイソザイムは、同じ触媒作用と異なる一次構造をもつ。
(4)化学反応の活性化エネルギーは、酵素によって低下する。
×(5)競合阻害では、酵素反応の最大速度(Vmax)は変化しない。

解答  (5)
×(1)オートファジー(autophagy)は、たんぱく質を分解する作用である。
×(2)アラニンは、アミノ基転移反応によりピルビン酸になる。
×(3)アスパラギン酸は、糖原性アミノ酸である。
×(4)プロテインキナーゼは、たんぱく質リン酸化酵素である。
(5)尿素回路は、肝臓に存在する。

解答  (2)
×(1)ヘキソキナーゼは、解糖系の律速酵素である。
(2)肝臓には、グルコース6ホスファターゼが存在する。
×(3)グリコーゲンが加リン酸分解されると、グルコース1リン酸が生成する。
×(4)ペントースリン酸回路は、解糖系の側路である。
×(5)グルカゴンは、グリコーゲン分解を促進する。

解答  (5)
×(1)HDLの粒子径は、キロミクロンより小さい。
×(2)肝臓のLDL受容体は、HMGCoA還元酵素の阻害に伴って増加する。
×(3)インスリンは、リポたんぱく質リパーゼ活性を上昇させる。
×(4)リポたんぱく質のコア部分は、中性脂肪やコレステロールエステルからなる。
(5)スカベンジャー受容体は、酸化LDLを結合する。

解答  (4)
(4)血漿の浸透圧ー284mOsm/L

解答  (2)
×(1)p53 は、がん抑制遺伝子の一つである。
(2)がん細胞が腹膜にばらまかれる進展様式を播種という。
×(3)B型、C型肝炎ウイルスは、肝細胞がん発症と密接な関係がある。
×(4)原発性肺がんの大部分は、腺がんである。
×(5)腸上皮化生は、胃がんの前がん状態である。

解答  (5)
×(1)浮腫は、血漿膠質浸透圧の低下により生じる。
×(2)タール便は、上部消化管における出血でみられる。
×(3)仮面高血圧は、家庭血圧が高血圧である。
×(4)JCS(Japan Coma Scale)は、意識障害の指標である。
(5)起坐呼吸は、呼吸を楽にするために座位をとる状態である。

解答  (4)
×(1)経腸栄養法は、イレウス時は禁忌である。
×(2)生体肝移植は、肝硬変治療に行う。
×(3)血液透析は、糖尿病腎症第4期に導入、5期に移行する。
(4)LDLアフェレーシスは、家族性高コレステロール血症に行う。
×(5)白血球(顆粒球)除去療法は、潰瘍性大腸炎やクローン病治療に行う。

解答  (2)
×(1)ビタミンEー溶血性貧血
(2)ビタミンKー新生児メレナ
×(3)ビタミンB12ー巨赤芽球性貧血やハンター舌炎
×(4)葉酸ー神経管閉鎖障害
×(5)パントテン酸ー四肢のしびれ感、足の灼熱感

解答  (3)
×(1)フェニルケトン尿症では、血中のフェニルアラニンが増加する。
×(2)ホモシスチン尿症では、血中のチロシンが増加する。
(3)メープルシロップ尿症では、血中のロイシンが増加する。
×(4)ウィルソン病では、血中のセルロプラスミンが減少する。
×(5)糖原病Ⅰ型では、血中のグルコースが減少する。

解答  (1)
×(1)誤嚥の検査には、造影法(VF)や内視鏡法(VE)を用いる。
(2)高齢者には、不顕性誤嚥がみられる。
(3)嚥下物の喉頭侵入では、異常音(ゴロゴロ音)が聴こえる。
(4)経鼻胃管挿入状態は、誤嚥性肺炎のリスクになる。
(5)誤嚥性肺炎の防止には、口腔ケアが有用である。

解答  (4)
×(1)血小板数減少
×(2)血清cグロブリン高値
×(3)血清総ビリルビン高値
(4)プロトロンビン時間(PT)延長
×(5)血清乳酸脱水素酵素(LDまたはLDH)高値

解答  (1)
(1)血圧の上昇により圧受容体が刺激されると、心拍数は低下する。
×(2)動脈血圧は、心拍出量と末梢血管抵抗の積であらわされる。
×(3)血液粘性が高いと、血圧は上昇する。
×(4)副交感神経刺激で、心拍出量は低下する。
×(5)心臓への流入血液量が増えると、心収縮力は増加する。

解答  (5)
×(1)腎実質性高血圧ー腎疾患
×(2)内分泌性高血圧ークッシング症候群、原発性アルドステロン症
×(3)本態性高血圧ー原因不明
×(4)腎血管性高血圧ー内分泌性高血圧
(5)収縮期高血圧ー大動脈の硬化

解答  (1)
(1)腎血漿流量は、500~700mL/分である。
×(2)糸球体濾過量(GFR)は、約90mL/分〜である。
×(3)尿量は、約800〜1500mL/日である。
×(4)尿比重は、1.002〜1.030に調節されている。
×(5)血液のpHは、7.40±0.05の範囲に調節されている。

解答  (4)
(4)副甲状腺ホルモン(PTH)

解答  (5)
×(1)原発性アルドステロン症では、低カリウム血症が起こる。
×(2)ヨウ素欠乏は、甲状腺機能低下症の原因となる。
×(3)尿崩症では、高ナトリウム血症が見られる。
×(4)循環血液量の減少は、アルドステロンの分泌を促進する。
(5)新生児の甲状腺機能低下症では、脳の発達障害が起こる。

解答  (3)
×(1)脳は、グリコーゲンを貯蔵できない。
×(2)たんぱく質は、血液脳関門を自由に通過できない。
(3)脳では、ATPのほとんどがグルコースに由来する。
×(4)脳は、安静時において全身で使われるグルコースの約20%を使用する。
×(5)脳は、1日当たり約350kcalのエネルギーを消費する。

解答  (1)
(1)肺胞内の窒素分圧>肺胞内の酸素分圧
×(2)大動脈血の血漿中に溶解している酸素の量<大動脈血のヘモグロビンに結合している酸素の量
×(3)大動脈血に炭酸(H2CO3)の形で存在している二酸化炭素の量<大動脈血に重炭酸イオン(HCO3-)の形で存在している二酸化炭素の量
×(4)肺静脈血の二酸化炭素分圧<肺動脈血の二酸化炭素分圧
×(5)門脈血の酸素分圧<肝動脈血の酸素分圧

解答  (5)
×(1)男性に多い。
×(2)痰を伴う咳が特徴である。
×(3)1秒率が低下する。
×(4)除脂肪体重(LBM)は低下する。
(5)インフルエンザワクチンの接種は死亡率を低下させる。

解答  (3),(5)
×(1)クッシング症候群では、骨折のリスクが高い。
×(2)閉経後骨粗鬆症では、骨吸収が増加する。
(3)慢性腎不全は、骨粗鬆症の原因となる。
×(4)低体重では、変形性膝関節症のリスクが低い。
(5)小児期のビタミンD欠乏では、くる病が起こる。

解答  (5)
×(1)ライディッヒ細胞は、テストステロンを分泌する。
×(2)セルトリ細胞は、精子形成細胞を保持・保護する。
×(3)黄体形成ホルモン(LH)は、ライディッヒ細胞を刺激する。
×(4)子宮筋腫は、閉経後には好発しない。
(5)子宮内膜症は、エストロゲン依存性である。

解答  (2),(4)
(2)第Ⅶ因子
(4)第Ⅹ因子

解答  (2)
×(1)鉄欠乏性貧血ー不飽和鉄結合能(UIBC)高値
(2)溶血性貧血ーハプトグロビン低値
×(3)再生不良性貧血ー汎血球(赤血球数、血小板数、白血球数)減少
×(4)巨赤芽球性貧血ービタミンB12低値、葉酸低値
×(5)腎性貧血ーエリスロポエチン低値

解答  (1)
(1)Ⅰ型…アナフィラキシー型(花粉症、気管支喘息、アトピー性皮膚炎、アナフィラキシーショック、食物アレルギーなど)

解答  (2)
×(1)全身性エリテマトーデスは、日光浴で悪化する。
(2)強皮症では、食道蠕動が低下する。
×(3)橋本病では、皮膚が乾燥になる。
×(4)シェーグレン症候群では、唾液分泌が減少する。
×(5)関節リウマチは、成人になっても治癒しない。

解答  (2)
×(1)ヒトパピローマウイルスー子宮頸がん
(2)マイコプラズマー肺炎
×(3)ヘリコバクター・ピロリー胃がん
×(4)メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)ー感染症
×(5)A群b溶血性連鎖球菌ー急性糸球体腎炎