第34回管理栄養士国家試験〜臨床栄養学〜

第34回管理栄養士国家試験 臨床栄養学 第34回管理栄養士国家試験

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解答  (4)
×(1)血糖値 これは客観的栄養評価である。
×(2)尿ケトン体 これは客観的栄養評価である。
×(3)便潜血 これは客観的栄養評価である。
(4)仙骨部浮腫
×(5)膝下高 これは客観的栄養評価である。

解答  (3)
×(1)肝性脳症の有無 主に非代償性肝硬変の患者にみられる症状
×(2)浮腫の有無 
(3)筋肉量
×(4)ウエスト/ヒップ比

解答  (5)
×(1)脂質含量の少ない経腸栄養剤に変更する。 脂質含量の多い経腸栄養剤は下痢を引き起こしやすい。そのため、下痢の症状がみられる場合は、脂質含量の少ない経腸栄養剤を選択するのが適切と考えられる。
×(2)浸透圧の低い経腸栄養剤に変更する。 浸透圧の高い経腸栄養剤も下痢を引き起こしやすい。そのため、下痢の症状がみられる場合は、浸透圧の低い経腸栄養剤を選択するのが適切と考えられる。
×(3)2.0kcal/mLの経腸栄養剤に変更する。 下痢に対する最も適切な対応とはいえない。
×(4)室温または人肌程度の温度にして投与する。 経腸栄養剤を冷やすと下痢を起こしやすい。
(5)25mL/時で投与する。

解答  (5)
×(1)1日に600~1,000kcalを投与できる。
×(2)アミノ酸濃度3~10%の溶液を投与できる。
×(3)脂肪乳剤は、0.1g/kg/標準体重/時で投与できる。
×(4)ブドウ糖濃度5~10%の溶液を投与できる。
(5)浸透圧300mOsm/Lの溶液を投与できる。

解答  (4)
×(1)指導に従事する管理栄養士は、常勤である必要はない。
×(2)算定回数は、1か月2回に限る。
×(3)指導時間は、1回30分以上とする。
(4)指導内容には、食事の用意や摂取等に関する具体的な指導が含まれる。
×(5)訪問に要した交通費は、患者の負担となる。

解答  (4)
×(1)サイアザイド系利尿薬ー腎臓の遠位尿細管におけるNaの再吸収抑制
×(2)β遮断薬ーβ-1受容体の遮断により、血圧や心拍数を抑制し、結果的に心臓の負担を減らす。
×(3)カルシウム拮抗薬ー血管拡張
(4)アンジオテンシン変換酵素阻害薬ー尿中ナトリウム排泄促進
×(5)アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬ー高カリウム血症を起こす場合がある。

解答  (2)
×(1)Pー目標エネルギー量は、1,800kcal/日
(2)OーHbA1c9.2%
×(3)Pー食事内容を記録してもらう。
×(4)Oー口渇
×(5)Aーエネルギー摂取量は、2,200kcal/日

解答  (2)
×(1)ビタミンCー壊血病
(2)ビタミンB12ーハンター舌炎
×(3)カルシウムーくる病、骨粗鬆症
×(4)亜鉛ー味覚障害、口内炎、貧血
×(5)体内の銅の過剰な蓄積ーウィルソン病

解答  (1)
(1)対象は、BMI35.0kg/m2以上とする。
×(2)治療食は、入院で開始する。
×(3)期間は、6カ月といった長期間の継続は行わない。
×(4)目標エネルギー量は、200~600kcal/日に設定する。
×(5)たんぱく質の必要量は、摂取エネルギー比率15~20%に設定する。

解答  (4)
×(1)糖尿病食事療法のための食品交換表を使用して、栄養食事指導を行う。
×(2)カーボカウントを用いて、インスリン量を決定する。
×(3)有酸素運動を継続的に行う事によって、インスリン抵抗性を改善する。
(4)α-グルコシダーゼ阻害薬は、消化管からの糖の吸収を遅らせ、食後の高血糖を抑制し、ビグアナイド薬は肝臓での糖新生を抑制する。
×(5)超速効型インスリン注射は、食後高血糖を抑制する。

解答  (4)
×(1)炭水化物の摂取エネルギー比率を50~60%Eとする。
×(2)飽和脂肪酸の摂取エネルギー比率を4.5%E以上7.0%未満とする。
×(3)トランス脂肪酸の摂取を減らす。
(4)コレステロールの摂取量を200mg/日未満とする。
×(5)食物繊維の摂取量を25g/日以上とする。

解答  (3)
×(1)炭水化物の摂取エネルギー比率を50~60%Eとする。
×(2)果糖を多く含む加工食品の摂取を減らす。
(3)n-3系脂肪酸の摂取を増やす。
×(4)アルコールの摂取量を25g/日以下とする。
×(5)高カイロミクロン血症では、脂質の摂取エネルギー比率を15%E以下とする。

解答  (5)
×(1)1回当たりの食事量を少なくする。
×(2)脂質の摂取エネルギー比率を、20~25%Eとする。
×(3)夕食後は、2時間以上空けて就寝する。
×(4)就寝は、セミファーラー位(少し頭を高くした姿勢)を勧める。
(5)胃瘻では、半固形タイプの栄養剤を用いる。

解答  (3)
×(1)ビタミンK
×(2)ビタミンB1
(3)葉酸
×(4)パントテン酸
×(5)ビタミンC

解答  (2)
×(1)C型肝炎ウィルスの除去
(2)活性酸素の産生抑制
×(3)夜間の低血糖予防
×(4)肝性脳症の予防
×(5)腹水の予防

解答  (2)
×(1)8g
(2)10g
×(3)12g
×(4)14g
×(5)16g

解答  (3)
×(1)心胸郭比は、大きくなる。
×(2)交感神経系は、促進される。
(3)血漿BNP(脳性ナトリウム利尿ペプチド)値は、上昇する。
×(4)水分摂取量は、前日の尿量を参考にとする。
×(5)食塩摂取量は、8g/日は過剰。

解答  (3)
×(1)1,200エネルギー量(kcal/日)ー50たんぱく質量(g/日)
×(2)1,600エネルギー量(kcal/日)ー30たんぱく質量(g/日)
(3)1,600エネルギー量(kcal/日)ー50たんぱく質量(g/日)
×(4)2,200エネルギー量(kcal/日)ー30たんぱく質量(g/日)
×(5)2,200エネルギー量(kcal/日)ー50たんぱく質量(g/日)

解答  (1)
(1)推算糸球体濾過量(eGFR)の算出には、血清クレアチニン値を用いる。 
このほかに、年齢、性別を用いる。
×(2)重症度分類には、原疾患、腎機能(eGFR)、蛋白尿・アルブミン尿に基づいたCGA分類を用いる。
×(3)たんぱく質摂取量の推定には、1日尿中尿窒素排泄量を用いる。
×(4)ビタミンD活性化障害の評価には、血清カルシウム値を用いる。
×(5)エリスロポエチン産生障害の評価には、エリスロポエチン濃度を用いる。

解答  (5)
×(1)エネルギーの摂取量は、30~35kcal/kg標準体重/日とする。
×(2)たんぱく質の摂取量は、0.9~1.2g/kg標準体重/日とする。
×(3)カリウムの摂取量は、基本的には制限はしない。
×(4)リンの摂取量は、たんぱく質(g)×15以下とする。
(5)水分の摂取量は、前日尿量に除水量を加えた量とする。

解答  (4)
×(1)甲状腺機能亢進症では、エネルギーの摂取が必要。
×(2)甲状腺機能亢進症では、たんぱく質の摂取が必要。
×(3)橋本病では、ヨウ素の多量摂取を避ける。
(4)クッシング症候群では、ナトリウムの摂取量を制限する。
×(5)クッシング症候群では、カルシウムの摂取量を制限しない。

解答  (2)
×(1)インスリンの分泌が低下する。
(2)無月経がみられる。
×(3)低カリウム血症がみられる。
×(4)エネルギーの摂取量は、200~300kcal/日から開始する。
×(5)経腸栄養剤の使用は、必要に応じては経腸栄養剤を選択する場合もある。

解答  (1)
(1)日光曝露が制限されていると、発症リスクが高い。
×(2)完全母乳栄養に比べて、混合栄養では、発症リスクが低い。
×(3)血清副甲状腺ホルモン値が上昇する。
×(4)血清アルカリホスファターゼ(ALP)値が上昇する。
×(5)低リン食の指導は不要である。

解答  (2)
×(1)食道切除ー縫合不全による食道の炎症、嚥下障害、肺炎などがある。また、胃を持ち上げ食道とつなぎ合わせるため、ダンピング症候群を発症しやすくなる。
(2)胃全摘ー骨粗鬆症 胃全摘後は、カルシウムの吸収が低下し骨粗鬆症のリスクが上昇する。
×(3)直腸切除ー排便障害、排尿障害、感染症
×(4)胃切除ーダンピング症候群
×(5)胃切除ービタミンB1の吸収障害

解答  (5)
×(1)熱傷面積の推定には、9の法則を用いる。
×(2)水分喪失量は、増加している。
×(3)高血糖をきたしやすい。
×(4)消化管が使用可能な場合は、経腸栄養法が推奨される。
(5)NPC/N比(非たんぱく質カロリー窒素比)は、高度では100以下、中等度熱傷では120~100が目安である。

解答  (4)
×(1)フェニルケトン尿症ーフェニルアラニン制限食
×(2)メープルシロップ尿症ー分枝アミノ酸制限食
×(3)ガラクトース血症ー乳糖制限食
(4)ホモシスチン尿症ーメチオニン制限食
×(5)糖原病Ⅰ型ー糖質制限食はかえって低血糖のリスクを高めるので、頻回食等の治療法で対処を行う。