第35回管理栄養士国家試験〜栄養教育論〜

第35回管理栄養士国家試験 栄養教育論 栄養教育論

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解答  (4)
×(1) 急性アルコール中毒で辛い経験をした社員の例を話す。これは「行動のきっかけ」である。
×(2) アルコール・ハラスメントについて話し合いをさせる。これは「行動のきっかけ」である。
×(3) 急性アルコール中毒で、救急搬送された際の医療費について教える。 これは「重大性の認知」に基づいた支援である。
(4) アルコールパッチテストの結果を、個別に返却し説明する。これは「罹患性の認知」に基づいた支援である。
×(5) 飲酒は適量までとすることのメリットについて考えさせる。 これは「予防行動をとることの利益と障害の損益計算」に基づいた支援である。

解答  (4)
×(1) 保健センターで開催されている食育講習会の参加手続きを手伝う。 ー 道具的サポート
×(2) 新鮮な野菜を使った料理を提供している親子食事会の案内を手渡す。 ー 情報的サポート
×(3) 地域の農家が新鮮な野菜を家庭に届けてくれる取組を紹介する。  ー 情報的サポート
(4) 「お子さんの食生活について、一生懸命考えておられる証拠ですよ」と声がけをする。 ー 評価的サポート
×(5) 「毎日の食事づくりは、ストレスになりますね」と共感する。  ー 情動的サポート

解答  (2)
×(1)既存の商品よりナトリウムの低減割合が高いことをラベルに記載する。 ー 比較優位性
(2)新商品を使った減塩教室を開催する。 ー 試用可能性
×(3)減塩商品利用者のニーズから生まれた商品であることを宣伝する。 ー 適合性
×(4)1回使用量の調整ができる新容器を採用する。 ー 複雑性
×(5)モニターを募集し、新商品の感想を SNSで発信してもらう。 ー 可観測性

解答  (3)
×(1)クライアントの主体性を尊重していないため適さない。
×(2)開かれた質問だけでなく、閉ざされた質問もバランスよく取り入れる。
(3)閉ざされた質問を取り入れることで、発言を促す。
×(4)今回のクライアントはもともと口数が少ない。このため、発言を待ち続けると最後まで発言がない可能性がある。

解答  (5)
×(1) 毎日 30 分散歩すると目標を決めて、周囲の人に言うように勧める。 ー 目標宣言
×(2) 朝食後に、お茶の代わりに牛乳を飲むように勧める。 ー 行動置換
×(3) 冷蔵庫に、豆腐や乳製品など、たんぱく質源の食品の常備を勧める。 ー 刺激統制
×(4) カレンダーに食事摂取と運動のチェック欄を作るよう提案する。 ー セルフモニタリング
(5) 運動を始めると、自分にどのような影響があるかを考えてもらう。 ー 意思決定バランス

解答  (3)
×(1) 菓子を 1 か月間控えることができた時のご褒美を考えるように勧める。 ー オペラント強化
×(2) 同僚からの菓子の差し入れを断る練習をするように勧める。 ー ソーシャルスキルトレーニング
(3) 夕食後に菓子を食べたくなったら、シャワーを浴びるように勧める。 ー 反応妨害・拮抗法
×(4) 菓子を買いたくなった時は、栄養成分表示を見るように勧める。 ー 行動置換あるいは刺激統制
×(5) 菓子を食べ過ぎたら、翌日はやめようと考えればよいと勧める。 ー 認知再構成

解答  (2)
×(1)一般的な情報提供であるため、ナッジではない。
(2)小鉢を自由に選択できる選択肢を与えつつ、野菜が手前に配置されることで野菜を取らせやすくしている。
×(3)野菜以外の小鉢の選択肢を消去しているので、ナッジではない。
×(4)介入せずにモニタリングするのは、ナッジではない。

解答  (4)
×(1) 地域の食文化の学習が必要だと考えている保護者の割合 – 強化要因
×(2) 地域の産物を給食で提供することに関心がある流通業者の有無 – 強化要因
×(3) 地域の生産者の協力を得た授業の実践状況 – 教育戦略
(4) 児童の体験活動が可能な地域の農地の有無 – 実現要因
×(5) 農業体験学習をしたことがある児童の割合 – 行動と生活習慣

解答  (5)
×(1)ヘルシーメニューの試食イベントを開催する。 – プロモーション(Promotion)
×(2)ヘルシーメニューのお勧めの点を食堂内に掲示する。 – プロモーション(Promotion)
×(3)ヘルシーメニューを選ぶと、ドリンクがつくサービスを導入する。 – プロモーション(Promotion)
×(4)ヘルシーメニューの栄養成分を、社内ネットに掲示する。 – プロモーション(Promotion)
(5)ヘルシーメニューを予約すると、待たずに受け取れるようにする。 ー プライス(Price)

解答  (2)
×(1)セルフモニタリングを行うために必要な情報である。
(2)今回のプログラムでは、体重を減らしたいと話す会社員を対象としているので、体重を何kg減らしたいと考えているかが結果目標となる。
×(3)結果目標ではなく、行動目標を設定するためのものである。
×(4)重視する項目ではない。

解答  (3)
×(1) 環境目標 – 学校内の売店で販売する、おにぎりと果物の品目を増やす。
×(2) 実施目標 – 食事の悩みがある部員には、個別相談を行う。
(3) 行動目標 – 補食として牛乳・乳製品を摂取する。
×(4) 行動目標 – 体組成をモニタリングする。
×(5) 学習目標 – 補食の摂り方と競技力の関連を理解する。

解答  (2)
×(1)イメージしやすいようイラストなどを用いるのが良い。
(2)アジの三枚おろしの実演を見せて、給食でその料理を提供した。
×(3)食物連鎖の学習は幼児の「お魚を食べよう」という目的にそぐわない。
×(4)魚を食べたいという気持ちを育むことにつながりにくい。逆に愛着がわき、魚を食べる意欲を損なう危険がある。

解答  (2)
×(1) 経過評価 – 毎月の指導依頼件数を集計し、推移を分析した。
(2) 経過評価 – 訪問した患者と家族へのアンケートから、満足度を分析した。
×(3) 総合評価 – 1 年分の栄養診断結果を集計し、事業のニーズを再分析 した。
×(4) 経済評価 – 訪問栄養食事指導による収入との比較で、管理栄養士の人件費を分析した。
×(5) 結果評価 – 初回訪問時と最終訪問時の体重を比較した。