第32回管理栄養士国家試験〜基礎栄養学〜

第32回管理栄養士国家試験 基礎栄養学 基礎栄養学

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解答  (2)(3)
×(1)生物が栄養素を摂取し生命を維持し健康状態を保っている現象。摂取すべき物質のことは栄養素。
(2)栄養素には、生体内において他の栄養素に変換されるものがある。
(3)欠乏症は、潜在的な欠乏状態を経て生じる。
×(4)肥満を誘発。マラスムスは栄養不良により誘発。
×(5)飽和脂肪酸の過剰摂取は、循環器疾患のリスクを上げる。

解答  (4)
×(1)ガストリンの分泌は、胃に食塊が入ると促進される。
×(2)ガストリンの分泌は、セクレチンによって抑制される。
×(3)セクレチンの分泌は、十二指腸内H+濃度の上昇によって促進される。
(4)コレシストキニンの分泌は、消化物中のペプチドによって促進される。
×(5)膵臓からのHCO3-の分泌は、セクレチンによって促進される。

解答  (2)
×(1)(摂取量-糞中排泄量)÷摂取量×100
(2)〔摂取量-(糞中排泄量-糞中内因性損失量)〕÷摂取量×100
×(3)〔N摂取量-(糞中N排泄量+尿中N排泄量)〕÷N摂取量×100
×(4)〔N摂取量-(糞中N排泄量+尿中N排泄量)〕÷(N摂取量-糞中N排泄量)×100=体内N保留量÷消化吸収N量×100
×(5)〔N摂取量-(糞中N排泄量+尿中N排泄量)〕÷N摂取量×100=体内N保留量÷N摂取量×100

解答  (2)
×(1)イソロイシンは、主に骨格筋で代謝される。
(2)分岐アミノ酸(バリン・ロイシン・イソロイシン)は筋肉でアラニンに代謝され、肝臓でグルコースになり糖新生に利用される。
×(3)グルタミン酸は、小腸で代謝される。
×(4)腎臓では、グルタミンからアンモニアが産生される。
×(5)フィッシャー比は、血液中の分枝アミノ酸と芳香族アミノ酸のモル比である。

解答  (3)
×(1)食品たんぱく質の栄養価は、必須アミノ酸量で決まる。
×(2)アミノ酸価は、ヒトの不可欠アミノ酸量の必容量と食品たんぱく質中の不可欠アミノ酸量の割合。
(3)制限アミノ酸が複数ある食品に、第一制限アミノ酸のみを加えると、栄養価が低下することがある。
×(4)たんぱく質効率比(protein efficiency ratio)は、体重増加量÷摂取たんぱく質量で算出する。
×(5)飢餓状態では筋たんぱく質が代謝されるため、窒素出納は負になる。

解答  (1)
(1)グルコースの筋肉組織への取り込みは、インスリンにより促進される。
×(2)グルカゴンは、肝臓グリコーゲンの分解を促進する。
×(3)組織重量当たりのグリコーゲン量は、筋肉より肝臓の方が多い。
×(4)グルコース・アラニン回路では、アミノ酸からグルコースが産生される。
×(5)脂肪酸は、糖新生の材料として利用されない。

解答  (5)
×(1)不溶性食物繊維は、血圧を低下させる。
×(2)水溶性食物繊維は、大腸内pHを低下させる。
×(3)難消化性糖質は、インスリンの分泌を抑制させる。
×(4)難消化性糖質の過剰摂取は、下痢を引き起こす。
(5)有用菌増殖効果のあるオリゴ糖は、プレバイオティクスである。

解答  (5)
×(1)ホルモン感受性リパーゼは、空腹時に活性化される。
×(2)カイロミクロンは、リンパ管経由で肝臓に運ばれる。
×(3)リポたんぱく質は、粒子の外側に親水性成分をもつ。
×(4)LDLの主なアポたんぱく質は、アポB100である。
(5)ケトン体は、脳でエネルギー源として利用される。

解答  (3)
×(1)β-カロテンは、小腸でレチノールに変換される。
×(2)活性型ビタミンDは、細胞核内の受容体と結合する。
(3)ビタミンEは、LDLの酸化を防ぐ。
×(4)ビタミンB12は、分子内にコバルトをもつ。
×(5)酸化型ビタミンCは、ビタミンEにより酸化型になる。

解答  (5)
×(1)ビタミンB群は、エネルギー代謝に補酵素として作用する。
×(2)ビタミンEの必要量は、不飽和脂肪酸摂取の増加時に高まる。
×(3)吸収されたビタミンB1の余剰分は、尿中に排泄される。
×(4)ビタミンB6は、核酸およびアミノ酸代謝に必要である。
(5)ビオチンは、生卵白中のアビジンと結合する。

解答  (2)
×(1)カルシウム濃度が低下すると、副甲状腺ホルモン(PTH)の分泌が促進する。
(2)カルシウム濃度が低下すると、活性型ビタミンDの産生が高まる。
×(3)カルシウム濃度が低下すると、腎臓におけるカルシウムの再吸収が促進される。
×(4)カルシウム濃度が上昇すると、カルシトニンの分泌が促進される。
×(5)カルシウム濃度が上昇すると、骨形成が促進される。

解答  (5)
×(1)カルシウムの吸収は、脂肪により抑制する。
×(2)カルシウムの吸収は、リンにより抑制する。
×(3)カルシウムの吸収は、フィチン酸により阻害する。
×(4)ヘム鉄の吸収は、ビタミンCの影響を受けない。
(5)非ヘム鉄の吸収は、動物性たんぱく質により促進する。

解答  (3)
×(1)栄養素1g当たりの代謝水は、脂質は1.07ml、糖質が0.56ml、たんぱく質が0.41mlで脂質が最も多い。
×(2)不可避尿量は、摂取した水分量に影響されない。
(3)不感蒸泄では、水のみが失われる。
×(4)1日に必要な水分摂取の最低量は、不可避尿量分である。
×(5)低張性脱水では、電解質を含む水を補給する。

解答  (5)
×(1)横になって測定する。
×(2)男性に比べて女性が低い。
×(3)環境温度に影響される。
×(4)低栄養状態で低下する。
(5)アドレナリンにより増大する。