第33回管理栄養士国家試験〜臨床栄養学〜

第33回管理栄養士国家試験 臨床栄養学 第33回管理栄養士国家試験

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解答  (2)
×(1)ターミナルケア ー 痛みを抑える治療のこと。終末医療
(2)クリニカルパス ー 医療の標準化
×(3)アドヒアランス ー 患者の積極的な参加
×(4)インフォームド・コンセント ー 十分な説明のうえの同意
×(5)ノーマリゼーション ー 障害者と健常者の共存

解答  (2)、(4)
×(1)外来患者は、初回30分以上月2回、2回目以降は20分以上月1回の栄養食事指導で算定できる。
(2)小児食物アレルギー患者の外来栄養食事指導料は、9歳未満の場合に算定できる。
×(3)入院栄養食事指導料は、入院期間中に2回算定できる。
(4)集団栄養食事指導料は、外来患者と入院患者が混在した場合も算定できる。
×(5)集団栄養食事指導料の算定は、1回の対象者数の上限が15人以下40分以上で、患者1人に対し月1回、入院中は2回である。

解答  (4)
(4)たんぱく質以外のエネルギー量÷窒素量=NPC/Nであるから、(1200+200)÷9=155.5=156


解答  (5)
×(1)成分栄養剤の糖質は、デキストリンである。
×(2)成分栄養剤の窒素源は、アミノ酸である。
×(3)消化態栄養剤の糖質は、デキストリンである。
×(4)消化態栄養剤の窒素源は、ペプチドである。
(5)半消化態栄養剤の糖質は、デキストリンである。

解答  (5)
×(1)たんぱく質 ー 血液中の総たんぱく質・アルブミン・r-GTP・尿素窒素で総合判断する。
×(2)ビタミンB1 ー 血液中又は尿中のビタミンB1を定量する。
×(3)ビタミンC ー 血液中のビタミンCを定量する。
×(4)カルシウム ー 血中のカルシウム濃度を測定する。
(5)鉄 ー 血清フェリチン

解答  (5)
×(1)納豆はビタミンKを多く含むため、抗凝固薬の薬理効果は減弱する。
×(2)グレープフルーツは抗凝固薬には作用しない。
×(3)納豆は降圧薬に作用しない。
×(4)グレープフルーツジュースはカルシウム拮抗薬を分解する酵素の働きを阻害するため、薬理効果は増強する。
(5)カルシウム拮抗薬を分解する酵素の働きを阻害するため、薬理効果は増強する。

解答  (2)
×(1)アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬 ー 尿中ナトリウム排泄促進
(2)アンジオテンシン変換酵素阻害薬 ー 尿中カリウム排泄抑制
×(3)抗アルドステロン薬 ー 尿中ナトリウム排泄促進
×(4)ループ利尿薬 ー 尿中カリウム排泄促進
×(5)サイアザイド系利尿薬 ー 尿中ナトリウム排泄促進

解答  (4)
×(1)S ー 主観的情報のこと。患者・家族の話した内容、感じていること。
×(2)O ー 客観的情報のこと。観察内容・血液データー・病状・身体計測値・食事種類・栄養摂取量など。
×(3)A ー アセスメント評価のこと。SOの情報をまとめて栄養ケアを行うための評価。
(4)A ー エネルギー摂取量不足は、アセスメント評価となっている。
×(5)P ー プラン・方針のこと。SOAに基づく今後の治療方針・目標・対応。

解答  (3)
(3)クワシオルコルは、たんぱく質不足による栄養障害。浮腫、低たんぱく血症、脂肪肝による肝肥大が主症状。

解答  (1)
(1)肥満症である。
×(2)当てはまらない。メタボリックシンドロームは、内臓脂肪蓄積100cm2以上・血糖値110mg/dL以上・血清脂質(トリグリセリド150mg/dL以上・HDLコレステロール値40mg/dL未満)・血圧(収縮期130mmHg以上・拡張期85mmHg以上)の内2個以上が診断条件。
×(3)当てはまらない。脂質異常症は、メタボリックシンドローム基準の項目+血清脂質の高LDLコレステロール血症140mg/dL。
×(4)エネルギー摂取量は、25kcal/kg標準体重/日とする。
×(5)3~6か月で現在体重の3%以上減量を目標とする。

解答  (5)
×(1)エネルギー摂取量は、30~35kcal/kg標準体重/日とする。
×(2)炭水化物エネルギー比率は、50~60%Eとする。
×(3)食事はインスリン注射後、直ちに摂取する。
×(4)低血糖発作時には、ブドウ糖を摂取する。
(5)制限しない。シックデイとは、糖尿病治療中に発熱・下痢・嘔吐で食事できない状態なので、自己判断でインスリン中断禁止・十分な水分摂取・絶食を避けることが重要である。

解答  (1)
(1)高カイロミクロン血症では、脂質のエネルギー比率を15%E以下とする。食事由来の脂質を減らすとカイロミクロンの合成を抑制できる。
×(2)高LDL-コレステロール血症では、飽和脂肪酸の摂取を控える。
×(3)低HDL-コレステロール血症では、トランス脂肪酸の摂取を控える。
×(4)高トリグリセリド血症では、アルコール摂取量を25g/日以下とする。
×(5)高トリグリセリド血症では、果糖を含む加工食品の摂取を減らす。

解答  (4)
×(1)潰瘍性大腸炎では、白血球数の増加がみられる。
×(2)クローン病では、チャイルド分類ではなく、クローン病活動性分類・合併症・炎症・治療反応等を総合し重症度を評価する。
×(3)イレウスでは、末梢静脈栄養法又は中心静脈栄養法を症状に応じ選択する。
(4)たんぱく漏出性胃腸症では、高たんぱく質食とする。
×(5)過敏性腸症候群では、生活指導・抗不安薬・消化管機能調節薬を用いる。

解答  (2)
×(1)低下する。
(2)上昇する。
×(3)低下する。
×(4)低下する。
×(5)低下する。

解答  (2)
×(1)脂肪肝では、肝細胞内に中性脂肪が過剰に蓄積する。
(2)非アルコール性脂肪肝炎(NASH)では、インスリン抵抗性が増大する。
×(3)急性胆嚢炎では、血清CRP(C反応性たんぱく質)値が上昇する。
×(4)急性膵炎急性期では、尿中アミラーゼ値が上昇する。
×(5)慢性膵炎非代償期では、グルカゴン分泌が低下する。

解答  (4)
×(1)食塩6g/日未満とする。
×(2)魚(魚油)の摂取を推奨する。
×(3)飽和脂肪酸の摂取を控える。
(4)制限しない。適切な摂取量は高血圧をコントロールできる。
×(5)エタノールは、10~20mL/日以下とする。

解答  (3)
×(1)エネルギー摂取量は、35kcal/kg標準体重/日とする。
×(2)たんぱく質摂取量は、1.0〜1.1g/kg標準体重/日とする。
(3)浮腫がみられる時の水分摂取量は、前日尿量+500mLとする。
×(4)LDL-コレステロール値は、上昇する。
×(5)ステロイド薬の反応は、微小変化型以外のネフローゼ症候群に比べて良い。

解答  (4)
(4)ステージ1。エネルギー摂取基準は25~35kcal/kg標準体重/日。たんぱく質は過剰摂取しない。以上から、エネルギー量1,408~1,971kcal/日・たんぱく質56g/日と推定される。

解答  (2)
(2)週3回の血液透析基準は、エネルギーは30~35kcal/kg標準体重/日、たんぱく質は0.9~1.2g/kg標準体重/日、カリウム2,000mg/日以下。


解答  (4)
×(1)基礎代謝量が増加する。
×(2)腸管蠕動運動が減弱しない。
×(3)血清甲状腺刺激ホルモン(TSH)値が上昇しない。
(4)血清遊離トリヨードサイロニン(FT3)値が上昇する。
×(5)血清総コレステロール値が上昇しない。

解答  (2)
×(1)体重の減少
(2)安静時エネルギー消費量の増加
×(3)%1秒量の低下
×(4)動脈血酸素分圧(PaO2)の低下
×(5)血清トランスサイレチン値の減少

解答  (2)
(2)新生児の頭蓋内出血とは、血液凝固不足により出血が持続する状態のこと。凝固に深く関与するビタミンはビタミンK。

解答  (1)
(1)飢餓状態では、輸液開始時は少量からの摂取を優先し徐々に増やしていく。

解答  (4)
×(1)骨吸収は、閉経後に亢進する。
×(2)骨型アルカリホスファターゼは、骨形成マーカーである。
×(3)低カルシウム血症にはならない。
(4)食塩摂取過剰は、リスク因子である。
×(5)治療には、ステロイド薬が用いられない。

解答  (2)
×(1)食道切除 ー 嚥下障害・逆流性食道炎・肺炎等
(2)胃全摘 ー 巨赤芽球性貧血
×(3)胆嚢摘出 ー 脂肪吸収障害・吐き気・嘔吐・下痢等
×(4)膵臓切除 ー 糖尿病・消化不良等
×(5)直腸切除 ー 排便障害等

解答  (1)
(1)細胞膜には、コレステロールが含まれる。
×(2)誤嚥の可能性が高い。
×(3)誤嚥を起しやすい。
×(4)嚥下しにくい。

解答  (2)
×(1)エネルギーを十分量摂取する。
(2)分枝アミノ酸の摂取量を制限する。
×(3)シスチンの補充を行わない。
×(4)食事療法の評価は、血中分岐鎖アミノ酸値を用いる。
×(5)食事療法は、成人期には必要となる。

解答  (4)
×(1)細胞膜には、コレステロールが含まれる。
×(2)誤嚥の可能性が高い。
×(3)誤嚥を起しやすい。
(4)皮膚細胞の生成に関与するので十分量摂取する。
×(5)嚥下しにくい。