第34回管理栄養士国家試験〜人体の構造と機能及び疾病の成り立ち〜

第34回管理栄養士国家試験 人体の構造と機能及び疾病の成り立ち 人体の構造と機能及び疾病の成り立ち

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解答  (4)
×(1)食道ー尿道移行上皮
腎盂、尿管、膀胱ー移行上皮
×(2)胃ー単層円柱上皮
皮膚の表皮、 口腔、食道、 膣-重層扁平上皮
×(3)小腸ー単層円柱上皮
気管、鼻腔ー線毛上皮
(4)血管ー単層扁平上皮
×(5)肺胞ー単層扁平上皮
胸膜、腹膜、血管内皮ー円柱上皮

解答  (3)
×(1)人のたんぱく質を構成するアミノ酸は、主にL型である。
×(2)バリン、ロイシン、イソロイシンは、分枝アミノ酸である。
(3)チロシンは、側鎖に水酸基をもつ。
×(4)グルコースの分子量は、ガラクトースの分子量と同じである。
×(5)グリコーゲンは、α-1,4グリコシド結合と、α-1,6グリコシド結合を持つ。

解答  (4)
×(1)核酸は、ヌクレオチドに分解される。
×(2)ヌクレオチドは、構成糖として五単糖を含む。
×(3)シトシンは、ピリミジン塩基である。
(4)アデニンの最終代謝産物は、尿酸である。
×(5)尿酸の排泄は、アルコールの摂取により抑制される。

解答  (3)
×(1)クレアチンリン酸は、ATPの合成に用いられる。
×(2)酸化的リン酸化によるATP合成は、ミトコンドリアで行われる。
(3)脱共役たんぱく質(UCP)は、ミトコンドリア内膜に存在する。
×(4)アイソザイムは、異なる一次構造をもつ。
×(5)酵素は、触媒する化学反応の活性化エネルギーを減少させる。

解答  (5)
×(1)アスパラギン酸は、アミノ基転移反応によりオキサロ酢酸になる。
×(2)ロイシンは、ケト原性アミノ酸である。
×(3)ペントースリン酸回路は、細胞質ゾルに存在する。
×(4)グルコース-6-ホスファターゼは、肝臓と腎臓に存在する。
(5)グリコーゲンは、加リン酸分解されるとグルコース1-リン酸を生じる。

解答  (4)
×(1)感覚神経は、体性神経である。
×(2)生体にストレスが加わると、交感神経が優位に活性化される。
×(3)ヒトの概日リズム(サーカディアンリズム)は、約25時間である。
(4)体温調節の中枢は、視床下部にある。
×(5)代謝性アシドーシスが生じると、呼吸が促進される。

解答  (5)
×(1)加齢による場合は、一次性サルコペニアという。
×(2)サルコペニアは、四肢骨格筋量で評価する。
×(3)筋肉量は、減少する。
×(4)握力は、低下する。
(5)歩行速度は、遅くなる。

解答  (4)
×(1)心電図検査は、生理的機能検査である。
×(2)X線検査は、画像検査である。
×(3)超音波検査は、妊娠中には一般的に用いられている。
(4)スパイロメトリは、拘束性肺障害の診断に用いられる。
×(5)核磁気共鳴イメージング(MRI)検査では、放射線被曝がない。

解答  (3)
×(1)浮腫は、血漿膠質浸透圧の低下により出現する。
×(2)鮮血便は、下部消化管からの出血により出現する。
(3)腹水は、右心不全により出現する。
×(4)吐血は消化器からの出血であり、喀血は呼吸器からの出血である。
×(5)JCS(Japan Coma Scale)は、意識障害の指標である。

解答  (5)
×(1)グレリンは、胃から分泌される。
×(2)GLP-1(グルカゴン様ペプチド-1)は、満腹時に分泌が増加する。
×(3)アディポネクチンの分泌は、メタボリックシンドロームで減少する。
×(4)グルカゴンは、グリコーゲン分解を促進する。
(5)アドレナリンは、脂肪細胞での脂肪分解を促進する。

解答  (4)
×(1)脂質異常症
×(2)高血圧
×(3)閉塞性睡眠時無呼吸症候群(OSAS)
(4)COPD(慢性閉塞性肺疾患) の主な原因は、喫煙、受動喫煙である。
×(5)変形性関節症

解答  (4)
×(1)食道は、胃の噴門に続く。
×(2)ガストリンは、胃酸分泌を促進する。
×(3)肝臓は、胆汁を分泌する。
(4)肝臓は、尿素を産生する。
×(5)肝臓は、カイロミクロンを合成する。

解答  (1)
(1)僧帽弁を通る血液は、動脈血である。
×(2)肺静脈を流れる血液は、動脈血である。
×(3)左心室の壁厚は、右心室の壁厚より厚い。
×(4)交感神経の興奮は、心拍数を上昇させる。
×(5)アンジオテンシンⅡは、血圧を上昇させる。

解答  (5)
×(1)腎小体と尿細管を合わせてネフロンと呼ぶ。
×(2)アンジオテンシンⅡは、アルドステロンの分泌を促進する。
×(3)アルドステロンは、副腎皮質から分泌される。
×(4)バソプレシンの分泌は、血漿浸透圧の上昇により増加し、低下により減少する。
(5)心房性ナトリウム利尿ペプチド(ANP)は、ナトリウム排泄を促進する。

解答  (3)
×(1)下垂体前葉ー黄体形成ホルモン
松果体ーメラトニン
×(2)下垂体後葉ーオキシトシン、バソプレシン
(3)甲状腺ーカルシトニン
×(4)副腎皮質ーコルチゾール、アルドステロン、アンドロゲン
×(5)副腎髄質ーノルアドレナリン

解答  (3)
×(1)抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(SIADH)では、低ナトリウム血症がみられる。
×(2)バセドウ病では、血清甲状腺刺激ホルモン(TSH)値の低下がみられる。
(3)原発性甲状腺機能低下症では、血清クレアチンキナーゼ(CK)値の上昇がみられる。
×(4)クッシング症候群では、高血糖がみられる。
×(5)原発性アルドステロン症では、低カリウム血症がみられる。

解答  (3)
×(1)パーキンソン病では、筋緊張亢進がみられる。
×(2)レビー小体型認知症は、脳にレビー小体(タンパク質)がたまることにより起こる。
(3)脳血管性認知症では、感情失禁がみられる。
×(4)脳血管性認知症では、症状が階段状に進行する。
×(5)脳血管性認知症では、まだら認知症がみられる。

解答  (4)
×(1)右気管支は、左気管支より垂直に近い。
心臓が左側にあるため、右気管支より左気管支は水平に近い角度となっている。誤嚥はより垂直に近い右気管支に入りやすい。誤嚥は肺炎につながりやすい。
×(2)外肋間筋は、吸気時に収縮する。
×(3)肺胞膜を介してのガス拡散能は、二酸化炭素より酸素が低い。
(4)二酸化炭素は、血液中で重炭酸イオンになる。
×(5)動脈血の酸素飽和度は、約97%である。

解答  (3)
×(1)わが国では、男性に多い。
×(2)呼気時に、口すぼめ呼吸がみられる。
(3)樽状胸郭がみられる。
×(4)動脈血中の酸素分圧は、低下する。
×(5)病期分類には、1秒量が用いられる。

解答  (1)
(1)骨の主な有機質成分は、コラーゲンである。
×(2)頸椎は、7個で構成される。
×(3)橈骨は、上腿の骨である。
×(4)骨格筋は、横紋筋である。
×(5)白筋は瞬発的な運動に適しており、赤筋は持続的な収縮に適している。

解答  (5)
×(1)骨芽細胞は骨形成に働き、破骨細胞は骨吸収に働く。
×(2)カルシトニンは、骨吸収を抑制し、骨形成を促進する。
×(3)エストロゲンは、骨形成を促進し、骨吸収を抑制する。
×(4)尿中デオキシピリジノリンは、骨吸収のマーカーである。
(5)YAM(若年成人平均値)は、骨密度の評価に用いられる。

解答  (3)
×(1)子宮頸がんは、扁平上皮がんが多い。
×(2)ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンは、子宮頸がんの予防に用いる。
(3)閉経後の肥満は、乳がんのリスク因子である。
×(4)妊娠高血圧症候群の重症度は、血圧やたんぱく尿の有無で分類する。
×(5)妊娠中に発症した糖尿病の基準に満たない糖代謝異常のことを、妊娠糖尿病という。

解答  (2)
×(1)鉄欠乏性貧血では、総鉄結合能(TIBC)が高値を示す。
(2)悪性貧血は、内因子の欠如で起こる。
×(3)腎性貧血では、エリスロポエチン産生が低下する。
×(4)特発性血小板減少性紫斑病(ITP)では、ビタミンB12、葉酸欠乏がみられる。
×(5)溶血性貧血では、ハプトグロビンが低下する。

解答  (3)
×(1)溶血性貧血は、Ⅱ型アレルギーの機序で起こる。
×(2)ツベルクリン反応は、Ⅳ型アレルギーの機序で起こる。
(3)形質細胞は、液性免疫を担う。
×(4)IgGは、免疫グロブリンの中で最も血中濃度が高い。
×(5)IgGは単量体であり、IgMは5量体である。

解答  (1)
(1)強皮症では、胃食道逆流症がみられる。
×(2)全身性エリテマトーデス(SLE)は、女性に多い。
×(3)全身性エリマテトーデス(SLE)では、蝶形紅斑がみられる。
×(4)シェーグレン症候群では、涙液分泌の低下がみられる。
×(5)食物依存性運動誘発アナフィラキシーは、IgE依存性である。

解答  (5)
×(1)わが国の肝細胞がんの原因として、C型肝炎ウイルスが最も多い。
×(2)黄色ブドウ球菌は、グラム陽性球菌である。
×(3)結核は、再興感染症である。
×(4)レジオネラ感染症の原因は、空調機からのエアロゾルを肺へ吸入することである。
(5)カンジダ症は、消化管に起こる。