第32回管理栄養士国家試験〜臨床栄養学〜

第32回管理栄養士国家試験 臨床栄養学 第32回管理栄養士国家試験

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解答  (4)
×(1)療養食加算は介護報酬。入院基本料は診療報酬。療養食加算は指定介護老人福祉施設等で、厚生労働大臣が定める療養食を提供いた場合に加算。入院基本料は医療機関に入院した場合に算定。
×(2)栄養ケアマネージメント加算されるのは指定介護老人福祉施設で管理栄養士が継続的に栄養管理をした場合。居宅サービス費は介護が必要な高齢者が居宅で受けるサービス。
×(3)栄養サポートチーム加算は入院基本料等加算。保健医療機関で保険医・看護師・薬剤師・管理栄養士等が共同で診療を行って場合に算定。入院時食事療養費は入院期間中の食事費用。
(4)入院栄養食事指導料の算定対象に、がん患者が含まれる。
×(5)在宅患者訪問栄養食事指導料は調理実技指導は必須ではない。生活や嗜好を考慮した食品構成・献立の交付と具体的指導が必須。

解答  (1)
(1)治療への患者の積極的な参加すること。
×(2)バリアンスはクリニカルパスから逸脱・変動すること。情報開示に対する患者の権利はリスボン宣言
×(3)ターミナルケアは終末期の医療・看護のこと。重症度の判別はトリアージ
×(4)ノーマライゼーションは障がい者と健常者が共に共生する社会。治療の標準化はクリニカルパス
×(5)リスクマネージメントは偶発的・人為的事故を発生させないようにする、又発生した場合損失を最小限になるよう管理

解答  (5)
×(1)肩甲骨下部皮下脂肪厚は、体脂肪量の指標である。
×(2)血中ヒスチジン値は、アミノ酸代謝異常の指標である。
×(3)血清CRP(C反応性たんぱく質)値は、炎症・細胞破壊が起きると急激に増加するたんぱく質である。
×(4)尿中アルブミン排泄量は、腎機能の指標である。
(5)クレアチニン身長係数

解答  (4)
×(1)半消化態栄養剤は、5大栄養素・食物繊維等必要な栄養分を含む。
×(2)成分栄養剤の窒素源は、アミノ酸である。
×(3)半固形タイプの栄養剤は、胃瘻に使用できる。
(4)下部消化管完全閉塞時には、禁忌である。
×(5)下痢が生じた場合は、投与速度を遅くする。

解答  (4)
×(1)1日に1,000kcal。PPN用輸液・脂肪剤等を組合わせても1,200kcal。中心静脈栄養法は2,000kcalが可能。
×(2)10%。血漿浸透圧の3倍を超えると血管痛・静脈炎が起きやすい。
×(3)2週間以上投与可能。末梢静脈栄養法は2週間未満。
(4)中心静脈栄養法の基本輸液剤には、亜鉛が含まれる。
×(5)実施できる。必要条件は患者の病状・処置体制・患者家族の認識が揃うこと。

解答  (4)
×(1)
×(2)
×(3)
(4)ワルファリンは抗凝固作用。ビタミンKは凝固作用をもつので多量に摂取すると薬剤作用が弱まり血栓が生じやすくなる。
×(5)

解答  (2)
×(1)S=主観的情報。患者の話から得た情報を記載。
(2)O=血清アルブミン値2.8g/dL。
×(3)A=評価。診断を指しS・Oから考えられることを記載。
×(4)A=評価。診断を指しS・Oから考えられることを記載。
×(5)P=計画。治療方針・内容・生活指導を記載。

解答  (3)
×(1)腎性貧血。エリスロポエチンは腎臓で合成される増血因子。
×(2)高コレステロール血症。体内でアセチルCo-Aからコレステロールが合成される反応のHMG-CoA→メバロン酸の還元反応を阻害。
(3)抗TNF-α抗体製剤 ー クローン病
×(4)胃食道逆流症。胃酸分泌を抑制することで胃・食道の粘膜炎症を抑え防ぐ。
×(5)骨粗鬆症。骨吸収(破骨)を抑える。

解答  (2)、(4)
×(1)BMI35kg/m2以上。肥満1度-25~30未満、肥満2度-30~35、肥満3度-35~40未満、肥満4度-40以上。
(2)高度肥満症の治療には、外科療法がある。
×(3)体脂肪量の減少。
(4)超低エネルギー食(VLCD)は、600kcal/日以下である。
×(5)ケトアシドーシスを生じやすい。

解答  (1)
(1)

解答  (3)
×(1)脂質を制限するので若干高くなる。
×(2)脂質を制限するので若干高くなる。
(3)脂質の摂取エネルギー比率は、15%E以下とする。
×(4)血中の中性脂肪を低下させる作用があるので増やす。
×(5)肥満予防・血中コレステロールを低下させる作用があるので増やす。

解答  (3)
×(1)尿酸排泄亢進。腎臓でろ過された尿酸6~10%は尿中に排泄。
×(2)尿酸産生抑制。果糖代謝はATPを多く必要なためアデニンが分解、尿酸合成が亢進。
(3)アロプリノール ー 尿酸産生抑制
×(4)尿酸排泄亢進。腎臓の尿細管で尿酸再吸収を阻害、排泄を増やす。
×(5)痛風による関節炎の発作を予防。

解答  (3)
×(1)避ける。胃の停滞時間が長く肥満を招く。肥満は腹圧が高くなり逆流を起しやすい。
×(2)避ける。胃酸分泌を促進し食道炎症が増す。
(3)分割食を勧める。
×(4)避ける。腹部を圧迫するので逆流を起しやすい。
×(5)避ける。座位は重力がかかるので逆流しにくい、反対に横になると逆流しやすい。

解答  (3)
×(1)制限しない。胃酸分泌を促進せず刺激も少ない。たんぱく質は胃酸分泌を促進するが消化器粘膜の修復のため高たんぱく質にする。
×(2)高たんぱく質・低脂肪食。アルブミンが消化管内に異常に漏れ出ることにより起こる低たんぱく血症を主徴する症候群。
(3)C型慢性肝炎 ー 鉄制限
×(4)増やす。肥満・メタボリックシンドローム等が原因、肥満解消の為に摂取。
×(5)脂肪制限。脂肪を多く摂取すると胆汁が多く分泌、収縮により疝痛発作が起きやすい。

解答  (4)
×(1)制限しない。精神的なストレスが誘因で発症、器質的病変は認められない。下痢型=食物繊維の多い食品・アルコール・香辛料・コーヒー・牛乳・冷たい飲み物等の刺激物を制限。便秘型=水溶性食物繊維の摂取・脂質を通常の2/3程度。
×(2)第一選択は薬物療法で食事療法は補助的手段。高エネルギー・高たんぱく質・低脂肪・低残渣食。
×(3)制限しない。
(4)クローン病では、脂質の摂取量を制限する。
×(5)制限しない。低残渣食。

解答  (5)
×(1)食塩摂取量を制限。
×(2)とがった食品・刺激物を避け食道上皮組織に損傷を与えないよう注意。
×(3)たんぱく質摂取量を制限。
×(4)投与しない。便秘薬として使われる薬。
(5)フィッシャー比低下がある場合には、分枝アミノ酸を投与する。

解答  (3)
×(1)控える。動脈硬化を進行させるので。
×(2)6g/日未満。
(3)アルコール摂取量は、エタノールで20~30mL/日以下とする。
×(4)制限しない。
×(5)制限しない。

解答  (4)
×(1)少ない。エネルギー投与基準量=25~30kcal/標準体重/日。1,550kcal(25×62)~1,860kcal(30×62)/日。
×(2)少ない。たんぱく質投与基準=1.0~1.2g/kg体重。65g~78g/日。
×(3)多い。脂質投与基準=エネルギー比20~25%。1,860kcal×25%=465kcal、脂肪量換算=465kcal÷9=51.7g。
(4)飽和脂肪酸の摂取エネルギー比率 ー 6%E
×(5)10g/1,000kcal。

解答  (2)
×(1)第2期(早期腎症)。25~30kcal/kg標準体重/日。
(2)たんぱく質摂取量は、1.2g/kg標準体重/日とする。
×(3)50~65%E。
×(4)制限しない。62歳男性目安量=2,500mg/日。
×(5)制限しない。

解答  (4)
×(1)制限しない。
×(2)過剰な摂取をしない。
×(3)3g/日以上6g/日未満。
(4)ステージ4では、エネルギー摂取量を2535kcal/kg標準体重/日とする。
×(5)0.6~0.8/kg標準体重/日。血液透析の場合0.9~1.2g/kg標準体重/日。

解答  (1)
(1)血液透析では、たんぱく質摂取量を1.0g/kg標準体重/日とする。
×(2)30mL/kg標準体重/日は多い。出来るだけ少なく。
×(3)2,000mg/日以下。
×(4)30~35kcal/kg標準体重/日。性別・年齢・合併症・身体活動度により異なる。
×(5)2,500mg/日は多い。たんぱく質(g)×15mg以下。

解答  (3)
×(1)副腎皮質機能亢進症で副腎皮質ホルモン分泌が亢進。
×(2)制限しない。
(3)バセドウ病では、基礎代謝が亢進する。
×(4)制限しない。
×(5)増加する。

解答  (4)
×(1)上昇しない。
×(2)ならない。
×(3)ならない。
(4)食行動異常。
×(5)亢進。

解答  (2)
×(1)
(2)過剰に存在すると促進させる。
×(3)
×(4)
×(5)

解答  (5)
×(1)
×(2)
×(3)
×(4)
(5)病態により対象に含める

解答  (3)
×(1)基礎代謝が、増加する。
×(2)血管透過性が、亢進する。
(3)健常時よりNPC/N(非たんぱく質カロリー窒素比)を低くする。
×(4)グルタミンを制限しない。
×(5)水分を制限しない。

解答  (5)
×(1)単糖で吸収利用される。(2)単糖で吸収利用される。
×(2)単糖で吸収利用される。
×(3)二糖類で消化されグルコースとフルクトースになり利用される。
×(4)二糖類で消化され2分子のグルコースになり利用される。
(5)ガラクトース血症(Ⅰ型)で除去すべき食品成分である。

解答  (4)
×(1)
×(2)
×(3)
(4)制限せず補給。床ずれともいわれる。滲出液がみられる時は水分損失が多くなる。
×(5)